建学の精神

建学の精神

全人教育

 「全人教育」は、大阪国際学園グループ共通の建学の精神です。学園の誕生は1929(昭和4)年にさかのぼり、当時の学校要覧に「本校教育の眼目」として「人間を作る教育」を提唱する記載があり、その中で、建学の精神が読み取れます。「人間」とは「知情意の円満に発達した人」であり、次のように示されています。

一、為すべき事と為すべからざる事とを弁えて実行する人。曰く、物の分った人。
二、相当の感激性を有し、而もよく他と親愛協和し得る人。曰く、血あり涙ある人。
三、正義を愛し邪悪を悪み、常に正しき道を歩み得る人。曰く、真面目な人。

 1992(平成4)年、建学の精神は学園創立時から流れる「人間を人間らしく育む教育」を「全人教育」という言葉で確認し、今日に至っています。

理念

建学の精神である「全人教育」を基礎として、礼節を重んじ、世界に通じる心豊かな人間を育成します。

GLOBAL MIND

教学方針(学園)

  1. 知識や技術だけを教えるのではなく、真の国際人として活躍するために必要な「礼節」を併せ教育することにより、どのような世界でも能力を発揮できる人間を育成します。
  2. 母国の文化・伝統を基盤として、世界の多様な文化に対応できる力を身につけた「世界に通じる心豊かな人間」を育成します。
  3. 思いやりと優しさを備えた、調和ある人格の形成を育むためには、相互のコミュニケーションが大切です。教職員が一体となり、コミュニケーション能力を引き出すための教育を実施します。
  4. 学ぶ人の個性を大切にすると共に、個人が持つ潜在的能力の開発に努めます。
  5. 常に学ぶ人を中心にした、親身の指導体制を強化します。
  6. 国際社会に貢献するため、学ぶ人のグローバルな発想と創造力を育むと共に、主体的な行動力を培う教育を実践します。
  7. それぞれの教育機関での目標を掲げ、成果を明確に打ち出せる教育体制の充実を図ります。

本学の教学の基本

学園の方針を受けて、本学は教育を遂行するに当たり以下を基本とします。

  1. 本学は、教職員が連携し協調することによって総合的に全人教育の展開を図る。
  2. 本学は、国際社会に貢献する学生を育てるために、学生の発想と創造力を育むと共に主体的な行動力を培う教育を実践する。
  3. 本学は、学生に豊かな教養を涵養し、基本的専門知識や技能を学習させ、有為な社会人として社会に送り出す教育を行う。
  4. 本学は、学生が自主的に自らの問題意識をもち、学習する意欲を高め、創造する能力を自ら育む環境を提供する。