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観光ホスピタリティ研究会が関西屈指の名門「ホテルオークラ神戸」を訪問!―さっそく大きな成果があがりました―

Date.

23/06/14

 昨年春、文化系同好会として「観光ホスピタリティ研究会」が発足しました。国際級ホテルを中心とした観光ホスピタリティ関連施設を訪問し、現地スタッフと交流することを主な目的としています。
 4月4日、国際観光学科4年生を主体とした学生7名と引率教員1名(筆者)で関西屈指の名門ホテル、かつ、神戸のランドマークでもある「ホテルオークラ神戸」を訪問しました。
 石垣聡代表取締役社長兼総支配人、管理部総務課課長(人事統括)の櫻井紫帆子様らにご歓迎いただきました。
 なお、石垣社長は筆者のホテルオークラ東京勤務時代の5年後輩にあたります。そのご縁もあり、特別な研修と館内見学(客室、大会議場、婚礼関連施設、全レストラン、従業員スペース)を実施していただきました。
 まず、会議室(小宴会場)にて総務課のご担当者からパワーポイントおよび動画を使用し、ホテルの概要についてわかりやすくご説明いただきました。その後の館内見学は従業員スペースからスタートしました。通常ではまず見ることができない箇所も丁寧にご案内いただきました。なかでも従業員食堂は全社員が出勤日に必ず一度は利用しますので極めて重要な場所です。我々の訪問日の前日(4月3日)、当ホテルの入社式が挙行されましたが、その日のメニューはお祝いとして、ホテル特製のローストビーフが主菜となり、総料理長直々にスタッフ一人ずつに切り分けられたそうです。アットホームな雰囲気が感じられるエピソードの一つです。
 婚礼施設のなかでは学生の要望にお応えいただき、特別に「ブライズルーム」(花嫁の部屋: 婚礼の日に花嫁がメイク、着付けなどで最も長く過ごす場所)も拝見できました。花嫁が婚礼当日快適に過ごせるよう広く豪華な設えになっており、学生はその素晴らしさに感動していました。
 コロナ禍で自粛生活が続き、ホテル訪問も控えざるを得ませんでした。今回初めて国際級ホテルを訪問したという学生もいました。また、就職先として国際級ホテルを志望する学生も複数いました。今回のホテル訪問で「ホテルオークラ神戸」の素晴らしさを体験的に学び、当ホテルを第一志望に挙げる学生も2名出ました。
 訪問後、学生たちは「ホテルオークラ神戸」に心を込めたお礼状をお送りしました。このような時に備え、以前セミナーで手紙の書き方を学んでいたことが活かされました。
 そして、パワーポイントで発表を行いました。当日参加できなかった後輩たちからは活発な質問が出て大いに盛り上がりました。
 ホテル側からは「大阪国際大学の学生さんは想像以上に素晴らしく、正直驚かされました。ご一緒できてこちらも楽しかったです。」とのありがたいお言葉をいただきました。
 そして、筆者を通じて石垣社長、櫻井課長に上記の学生の就職希望の件をお伝えしました。その結果、両名とも面接試験を経たのち、すぐに正規社員としての採用通知をいただきました。訪問してから10日ほどしか経っていないなか、たいへん迅速にご対応いただき深く感謝しています。もちろん、学生たちもたいへん喜んでいます。

以下は参加した学生のコメントです。紙数の関係でここでは3名分をご紹介します。

【嶋村浩佑さん】 (国際観光学科、長谷川セミナー4年)
 「今回は客室や宴会場などに加え、特別に従業員食堂や休憩室などのバックヤードも拝見させていただきました。ホテル側の特別なお心遣い、優しさ、そして、施設の素晴らしさは深く印象に残っています。今回の研修・見学を通して、ホテルオークラ神戸はまさに関西を代表する格式高いホテルであり、そこで働く従業員の方々は超一流のホテルマンであると実感しました。
 そして、訪問してすぐ、長谷川先生のご理解とご協力を得て、希望通りホテルオークラ神戸から内定をいただくことができました。私も先生・先輩方のように業界の名門オークラで活躍したいと強く思っています。長谷川先生のご指導のもと、今後もホテルおよびホスピタリティについて精一杯学び、努力を継続します。」

【荻田優利さん】 (国際観光学科、長谷川セミナー4年)
 「大学3年生まではコロナ禍でなかなか活動できませんでした。今回、長谷川セミナーのメンバーが主体となった観光ホスピタリティ研究会として、ホテルオークラ神戸を訪問できてたいへん嬉しかったです。
 館内見学後、憧れのレストランで長谷川先生や仲間とランチをいただいているなか、たいへんお忙しいにもかかわらず代表取締役社長がご挨拶にお越しになりました。レストランは満席で、ほかのお客様たちは「わざわざ社長がご挨拶に来るなんて、あの人たちはいったい何者?」と驚いた様子でした。私は注目を浴びて少し緊張してしまいましたが、これも普通ではできない貴重な経験と感じ、胸がいっぱいになりました。
 このような貴重な経験をさせていただいたホテルオークラ神戸の皆様、そしてこのような素晴らしい機会を作ってくださった長谷川先生に深く感謝しています。」

【的場舞鈴さん】 (国際観光学科、長谷川セミナー4年)
 「通常ではまず見ることができない従業員スペースを含め広大な館内を長時間かけてご案内いただき、たいへん感動しました。
 スタッフは約300名いらっしゃると伺い、大きなホテルだと思いました。しかし、訪問後の振り返りで、長谷川先生からホテルオークラ東京に比べるとスタッフの数としてはそれほど多くないと伺い驚きました(ホテルオークラ東京は非正規を含め約3000名=当時)。その分アットホームな印象を持ち、私には向いていると感じました。
 スタッフの皆様はご多用にもかかわらず、こちらの質問や意見に対しとても優しく、わかりやすくご対応くださいました。なかでも、人事ご担当の櫻井課長の温かいお人柄に触れ感銘を受けました。
 これらのことから、当ホテルを第一志望にすることを即決し受験しました。長谷川先生のご指導もありすぐに内定をいただくことができました。たいへん嬉しいです。私も来年からオークラスピリットを大切にし、訪れるお客様に心から寄り添える接客・接遇をしたいです。そして、一緒に働かせていただく全てのスタッフの皆様から信頼されるよう、今から精一杯努力したいと思います。」

 以上ご報告させていただきます。これからも状況が許せばこのような活動を続けたいと考えます。皆様方のご理解とご協力を賜れましたらとても幸いです。どうぞよろしくお願い申し上げます。

(文責 国際観光学科 長谷川順一郎)

ホテルオークラ神戸の外観です。まさに神戸のランドマークです。

ホテルオークラの伝統と格式を正しく受け継いたロビーです。ロビーだけでなく館内の至るところに、欧米からの訪問者に日本らしい「和」の風情を堪能していただきたいという思いが込められています。

和・洋・中、あらゆるジャンルの飲食施設を擁していますが、いずれも最高級の評価を受けています。その全てのレストラン・バーを隈なくご案内いただきました。写真は中華料理の「桃花林」のマネージャーによるご説明の様子です。

壮麗かつ広大なブライズルームの一角です。一般の館内見学ではまず見ることができないお部屋です。今回特別にご案内いただきました。

白を基調とした荘厳なチャペルです。キリスト教式結婚式を挙げる花嫁たちのまさに憧れの舞台です。

日本庭園には桜も咲き誇っていました。この庭園はホテルで結婚式を挙げたカップルの絶好の撮影ポイントでもあります。奥に見えるのは和食堂の一角です。

大人気の「カフェレストランカメリア」にてランチをいただきました。満席だったにもかかわらず、特別にお席をご用意いただきました。

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