南山城村プロジェクト「サイクリング＆ツーリング×ロゲイニング」による魅力拡大

村外からのお申込者の方々と共に

京都府補助金事業（８年連続採択）における横山誠教授とゼミの学生たちによる活動についてご報告します。

事業名：京都未来人材育成プロジェクト事業
　　　　※京都府補助金事業としては８年連続採択
テーマ：「サイクリング＆ツーリング×ロゲイニング」の融合イベントによる地域の魅力発信の拡大と地域活性化の可能性について
指　導：経営経済学部　経営学科　横山誠　教授　
　　　　※南山城村とは2013年度から本学と包括連携協定を結んでいます。
連携自治体：京都府相楽郡南山城村

　2018年より動き始めた南山城村プロジェクトは、森林ウォーキングコースの開発、ウエルネスウォーキング、クイズラリーなどのパッケージドプログラムを提案し、様々な対象者による効果検証を実施してきました。そして、昨年度からはサイクリングを活用したロゲイニングイベントを検討し、交流・関係人口の増加を目指し、事業化やビジネス化、雇用の創出など新たなビジネスモデルの検討を行っています。

　南山城村は、京都府唯一の村で、森や川など美しい自然が残されており、茶畑の景観、恋志谷神社、2024年に全国ランキング1位を獲得した道の駅など、地域活性化や観光促進に関するポテンシャルが十分に備わっている地域です。そこに、アウトドアレクリエーションやロゲイニングの要素を取り入れたイベントを検討し2年越しで実施にこぎつけました。　

　ロゲイニングはオーストラリア発祥のナビゲーションスポーツで、近年では設定したポイントを通過すると自動的にポイントが付与されるアプリも存在しています。経営学科スポーツビジネスコース（横山ゼミ）の学生たちは、昨年から南山城村内を巡り地域の魅力を体感してもらえるポイントの検討を行ってきました。そして、今年度は自分たちが考えたポイントを楽しみながら周遊してもらえるよう専用アプリを活用してイベントを開催しました。初の試みのため、10月19日には本学スポーツ行動学科の新村ゼミの学生を対象にプレイベントを実施しました。そして11月1日は一般申し込みをしていただいた村外からの参加者を対象にイベントを成功させることができました。イベント終了後には、管理栄養士が考案した地元食材を使ったスイーツなどが提供され、五感全てで南山城村を満喫していただくことができました。

プロジェクトリーダーの大道翔太さんのコメント
　先輩たちから継承している本プロジェクトは、昨年度から新たな課題に取り組みました。
今年度の活動では、本格的に「NaviTabi」アプリを使用し一般参加者を対象としたイベントを開催することができました。サイクリングとロゲイニングを融合したイベントは初めての経験で、プレイベントの際にはアプリの操作で少しミスをしてしまい進行に影響が出てしまいました。しかし、11月1日のイベントでは反省点を活かすことができ無事に成功することができました。
本当に多くの方にサポートしていただきイベントを成功させることができました。今後は京都府や村長への報告会など様々なことが残っていますが最後まで責任もってやり遂げたいと思います。

プレイベント参加者（新村ゼミ：渡邉裕也さん）のコメント
　今回参加させていただき、南山城村にどのような自然や観光スポット、良い場所があるのかを楽しみながら村内を巡ることができました。景色が綺麗なところや山道など、様々な自然に触れ、改めて自然の良さを感じました。そして、ロゲイニングというスポーツの視点では、仲間と協力してどのようにスポットを巡ればよいのかを話し合いながら行うことで、チームワークや信頼関係も深まりすごく楽しかったです。