経営学科ベンチャービジネスコース3年西田ゼミでは、住友生命保険相互会社が展開する健康プログラム「Vitalityスマート」を題材に、PBLによる実践的な調査・分析に取り組んでいます。本プロジェクトでは、健康維持・増進とマーケティングの接点に着目し、学生自らが課題を発見し、仮説を立てて検証する力を育成しています。
4月のキックオフ講義を起点に、158名へのプレアンケートを実施し、5月末の中間報告会を経て調査内容を精査。174名からの本調査結果をもとに、7月17日の最終報告会では、若年層の健康行動やアプリ利用意識を分析し報告しました。若年層のVitalityスマート加入促進には、楽しさ・ごほうび・仲間とのつながりを取り入れたインセンティブ設計や、日常生活に自然に溶け込む体験づくりが効果的とする意見が多くみられました。
前期を振り返って、学生からは「人の健康行動を変えるマーケティングは、思っていた以上に難しく、奥が深いと実感した」という声が寄せられました。ビジネスの視点に加え、社会課題への関心や行動変容の難しさを実感する機会となりました。後期は、「Vitalityスマート体験版」を用いた介入調査を実施し、アプリを通じた行動変容の可能性を検証する予定です。学生たちは、実社会と結びついた学びを通して、実践的なマーケティング力と健康支援の視点をさらに深めていきます。
本取り組みに多大なるご支援を頂きました、住友生命保険相互会社 営業総括部兼新規ビジネス企画部の山口潤様をはじめとする皆様に、心より御礼申し上げます。
担当:経営学科 西田千裕
関連情報
大学公式HP 住友生命「Vitalityスマート」× 「経営学科ベンチャービジネスコース3年」実践型PBLで課題解決から仮説検証へ
経営経済学部Instagram「若い人に健康増進アプリを 住友生命様とプロジェクト始動」



