経営学科の授業「アクティブラーニングⅢb」では、三井不動産商業マネジメント株式会社のご協力のもと、実際の企業が抱える課題に取り組むPBL(Project Based Learning:課題解決型学習)を展開しています。

本プロジェクトでは、ららぽーと門真を運営する同社が抱える施設運営上の課題をテーマに、学生たちがその背景や要因を分析し、課題の解決につながる新たなアイデアを検討しています。課題の主体は企業側にありますが、ららぽーと門真を訪れるお客様にも価値を感じてもらえる提案でなければ、真の解決にはつながりません。
企業の視点とお客様の視点の双方を意識しながら、現場に根ざした実践的な学びを進めています。

現地訪問では、施設内の観察調査やヒアリングを通じて課題の実態を把握。同社の後藤様・菅谷様にご協力いただき、施設運営やマーケティング上の課題について理解を深めました。

授業では、収集した情報をもとに課題の構造を整理し、本質的な問題を明らかにしていきます。分析には、アイデアを体系的に整理する「KJ法」や、お客様が「どのような目的を達成しようとしているのか」に着目する「ジョブ理論」などを活用し、創造的かつ論理的な思考力を養います。

最終的には、検討を重ねて得られた成果をもとに、三井不動産商業マネジメント株式会社様に向けて提案・意見交換を行い、理論と実践を結びつけた学びの成果として発表を行います。

学生たちは、現実のビジネス課題に向き合う経験を通じて、課題発見力と問題解決力の向上に挑戦しています!


経営学科 佐々木紀夫