2025年7月17日、国際コミュニケーション学科の授業「ビジネスマネジメントⅠ」において、企業経営の実践事例から学ぶ機会として、株式会社たけでん 常勤監査役の那須耕三氏を講師にお迎えし、約40名の学生に向けて特別講演を実施しました。

 講演では、企業における人的資源管理の取り組みについて、専務管理本部長として数々の改革を推進されたご経験を交えながら、実践的な視点で語っていただきました。

 「人を大切にする企業文化」や、離職率の大幅な改善に向けた取り組みには、学生たちから強い関心が寄せられました。社員の成長を支える環境づくりの実例は、学生にとって大きな学びとなり、SDGsや少子高齢化といった社会課題に対して、自らの関心をどう高めていくかという視点も提示されました。

 また、新聞を読む習慣の重要性や、赤字を出さない経営戦略、電材商社としての専門性と革新性など、たけでん様の安定した経営基盤に触れ、学生たちは驚きと尊敬の念を抱いていました。働き方や価値観の違い、育休制度に関する現場の声など、実務に即した話題も多く、学生にとって新鮮であり、今後の社会人生活への意識を高める貴重な機会となりました。

 本講演は、学生たちにとって「企業のリアルな姿を知り、自らのキャリアを考えるきっかけとなる」有意義な学びの場となりました。

(担当:国際教養学部長 佐々木 一雄)