7月1日、寝屋川市の小学校にて、心理コミュニケーション学科のプロジェクト「フォト・ベースド・コミュニケーション」、略して「フォトコミ」が開催された。

前回は「発見」のプログラムだったが、今回は「想い」のプログラムで写真を撮った。
「発見」では、学校の様々な場所で写真を撮ったが、今回はモデルを被写体として撮った。モデルは、大学生や先生が大半だが、中にはモデルをやってみたいという積極的な児童もいた。
セッション1、2では「好きなもの」をテーマに、モデル役に質問をして想いを引き出した。セッション3では、各班でテーマを決め、モデル役に質問をした。
セッションが終わる度に、ベストショットだと思う一枚を印刷するのだが、「どれにしよう」と悩む児童もいれば、「良いの撮れた」と写真を見せてくれる児童もいたり、友達同士で撮った写真を見せ合ったりと、みんな上手くモデル役の想いを引き出せたように感じた。






最初は緊張してか、質問ができなかったり、質問をするのに集中して写真を撮れなかったりと、不安もあったが、セッションが進むと慣れもあってか、質問をしながら写真を撮れるようになっていた。
印刷した写真は、笑顔だけでなく、考えていて真剣な表情だったり、身振り手振りで躍動感がある写真など様々。それぞれの個性が表れており、見ていてとても面白いものであった。
中盤からは児童の方から話しかけてくれたり、サインを求められたりと、小学生達とコミュニケーションを取ることができた。何もない状態から話すのは難しいが、写真があることできっかけができ、普段話すことがあまりない年齢層ともコミュニケーションが取れるのも、フォトコミの強みだろう。
このフォトコミをきっかけに、普段話さないクラスメイトとも、コミュニケーションを取って良い友人関係を築いてほしい。

【文】心理コミュニケーション学科4年 中森星来
【写真】soramark 相葉幸子