経営学科 小林ゼミでは、ビジネスの最前線で活躍するビジネスパーソンをお招きし、直接の対話を通じてリアルなビジネスを学ぶ「ラウンドテーブル」を開催しています。

第4回となる今回は、日本のものづくりと高い品質にこだわり、国内外に多くのファンを持つ人気ブランド「メーカーズシャツ鎌倉株式会社(鎌倉シャツ)」様をお迎えしました。

当日はオンラインにて取締役の佐野様、人事の河西様にご参加いただき、教室にはグランフロント大阪店マネージャーの高木様に直接お越しいただくハイブリッド形式で実施しました。前半の会社紹介から後半の質問コーナーまで、教室は終始ワクワクとした熱気に包まれました。

知らなかった!アパレル業界の「常識」を覆す3つの驚き

前半は、鎌倉シャツのユニークなこだわりを教えていただきました。なかでも学生にとって身近な「洋服」について、これまでの常識がガラリと変わる3つの驚きがありました。

  • 日本の服で「日本製」はわずか1%という現実

日本のお店に並んでいる洋服のうち、日本国内で作られているものはなんと「約1%」しかありません。そんな厳しい状況の中でも、鎌倉シャツは日本の高い縫製技術や職人さんの仕事を守るため、ずっと国内製造にこだわり続けています。この「1%への挑戦」に、学生たちは深く感銘を受けました。

  • 「セール(値引き)をしない」というお客様への誠実さ

洋服屋さんといえばバーゲンセールが定番ですが、鎌倉シャツは一切セールを行いません。「最初からギリギリまで原価をかけて本当に良いシャツを作り、年中いつでも、誰に対しても同じ適正価格で届ける」という考え方です。「売れ残ったら値下げする」のではなく、最初から誠実なものづくりをしているからこその仕組みに、学生たちも納得の表情でした。

  • シャツの原料である「綿花(コットン)づくり」から始める情熱

 ただ生地を仕入れて縫うだけではありません。愛媛県の瀬戸内・しまなみ地域で使われなくなった畑を活用し、無農薬で綿(コットン)を育てるところからスタートした「コットンプロジェクト」にも挑戦されています。教室には実際に本物の綿やシャツが持ち込まれ、手触りを確かめながら、「高品質へのこだわり」と「地球に優しく、地域も元気にする本物のSDGs」を肌で体感しました。

店長さんと直接対話!リアルな質問が飛び交ったQ&A

後半では、学生たちからの質問にお答えいただきました。

「セールをしないのに、どうやって良さを伝えて買ってもらうのですか?」「お客様の声から生まれた大ヒット商品はありますか?」といった疑問から、お店での接客の工夫、海外展開の難しさまで、普段の買い物からは見ることができない「ビジネスの裏側」を包み隠さずお話しいただきました。

学生たちの気づき・フィードバック

  • 「日本製の少なさにびっくり!」

洋服の中で日本製がたった1%しかないことに驚きました。その少ない中でメイド・イン・ジャパンにこだわり、日本の技術を守っている姿が本当にかっこいいと思いました。

  • 「セールをしない理由に納得」

セールをしないと聞いて最初は驚きましたが、最初から品質を高めて適正な価格で売ることが、お客様への一番の誠実さなんだと分かり、目からウロコでした。

  • 「流行を追うだけがファッションじゃない」

洋服のアルバイト先では流行を追って接客していますが、長く愛着を持って着てもらう『脱トレンド』という考え方があることを知り、とても新鮮な学びになりました。

  • 「本物のコットンに触れて感動」

普段触ることのない本物の綿や、そこから作られたシャツに触れる貴重な体験ができました。綿を育てる農業体験にもぜひ行ってみたいです。

  • 「働く人の想いがブランドをつくる」

お話ししてくださった皆さんの熱い想いを聞いて、なぜファンが多いのかが分かりました。『売っている人の魅力や姿勢が、ブランドそのものになる』ということが強く心に残りました。

ファストファッションなど洋服のあり方が大きく変わる中で、なぜ鎌倉シャツは独自のブランドとして愛され続けているのか。その根底にある『わずか1%の国産を守る誇り』『年中いつでも同じ適正価格で届ける誠実さ』『畑の綿づくりから始める情熱』を、直接教えていただきました。

社会で実際に挑戦しているプロの方々と対話することで、『働くとはどういうことか』『社会に価値を届けるとは何か』を自分の頭で考えるきっかけになりました。ご多忙の中、学生たちに熱いメッセージを届けてくださった佐野様、河西様、高木様に心より感謝申し上げます。

リアルなビジネスを学ぶラウンドテーブルは続きます。

~ビジネスしようぜ!~

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