経営経済学部 経営学科 ベンチャービジネスコース 佐々木ゼミ(3年生)は、起業を疑似体験する実践型学習の一環として、キッチンカービジネスに挑戦しています。

この取り組みでは、キッチンカーの手配、出店場所の確保、食品衛生責任者の資格取得、メニューの考案、価格設定、宣伝・集客(プロモーション)の立案、当日の役割分担や販売方法の検討まで、出店に必要な準備を学生たち自身が進めます。さらに、売上や在庫を管理しながら、売り切れによる販売機会の損失と、売れ残りによる食品廃棄の双方をできる限り抑えることも、重要な課題となります。

今回の初回出店では、ヤンニョムチキンとフライドポテトを販売しました。ところが、いざ営業を始めてみると、事前に想定していた手順どおりには進まず、注文の受付・調理・商品の受け渡しの連携に課題が生じました。提供までに時間がかかり、購入に来てくださった方をお待たせしてしまう場面もありました。

一方で、実際に取り組んだからこそ、役割分担の曖昧さ、作業手順の確認不足、注文状況を共有する仕組みの不足など、計画段階では見えていなかった課題が明らかになりました。初回出店は、すべてが計画どおりに進んだわけではありませんでしたが、学生たちにとって多くの気づきを得る貴重な機会となりました。

出店後には、その場で起きたことを一つひとつ振り返り、「なぜ起きたのか」「次回はどう改善するのか」を話し合っています。計画し、実行し、結果を振り返り、改善するというPDCAサイクルを、実際のビジネスを通じて体験できることが、この取り組みの大きな特徴です。

次回の出店は9月を予定しています。今回の経験を生かして、より円滑に商品を提供できる体制を整え、自分たちが思い描くキッチンカービジネスの実現を目指します。学生たちは、仲間と試行錯誤を重ねながら、教室だけでは学ぶことのできない経営の難しさとおもしろさを、身をもって学んでいます。