学生がプロスポーツクラブの現場を体験しながら課題発見と企画提案に挑戦する
産学連携事業「ガンバプロジェクト2026」を実施しました。
本学では、Jリーグ・ガンバ大阪との産学連携事業「ガンバプロジェクト」を実施しています。
本プロジェクトは2022年にスタートし、今年で5年目を迎えました。
今年度は1・2年生を中心とした21名が参加し、過去最多の参加者数となりました。
学生たちは約1か月にわたり、事前研修、スタジアムツアー、試合観戦・視察、
事後研修、企画提案プレゼンの5つのプログラムを通じて、
プロスポーツクラブの運営やスタジアムホスピタリティについて学びました。
事前研修では、参加学生の自己紹介やグループ分けを行った後、
今年度のテーマである「スタジアム体験向上プロジェクト」が発表されました。
プロジェクトの目的は、「来場者が、迷わず・安心して・楽しく過ごし、
『また来たい』と思えるスタジアム体験をつくること」です。
学生たちは観客として試合を楽しむだけでなく、スポーツマネジメントの視点からスタジアムを分析し、
ガンバ大阪への企画提案に取り組みました。
スタジアムツアーでは、試合のない日にパナソニックスタジアム吹田を訪問しました。
ガンバ大阪スタッフの皆さまからスタジアム運営に関する説明を受けたほか、
コンコースやスタンドはもちろん、普段は入ることのできないVIPルームや
選手ロッカールームなども見学しました。また、実際にピッチレベルまで降り、
プロスポーツの現場を間近で体感する貴重な機会となりました。
試合観戦・視察では、実際のJリーグ公式戦を観戦しました。
学生たちはスタジアム周辺やスタンドの雰囲気や観客の行動、スタッフの案内、
飲食・グッズ売店の運営、ファンサービスなどを観察しながら、
スタジアム体験の向上につながる工夫や課題について調査しました。
試合そのものだけでなく、「なぜ多くの観客がスタジアムを訪れるのか」という視点から
スポーツビジネスの現場を学ぶ機会となりました。
事後研修では、スタジアムツアーや試合視察で得た情報をもとに、
各グループで企画立案を行いました。学生たちは現場で感じた課題や改善点を整理し、
「より良いスタジアム体験」を実現するためのアイデアを検討しました。
グループ内で議論を重ねながら、提案内容の具体化を進めました。
最終日の企画提案プレゼンでは、ガンバ大阪スタッフの皆さまを前に、
各グループが企画提案を発表しました。学生たちは限られた時間の中で調査結果や分析内容をまとめ、
改善提案の内容や期待される効果について説明しました。
提案内容は、ライト層の応援参加を促進する企画や、初観戦者を対象としたウェルカム企画、
ホームタウンの魅力を発信する物産展の開催、スタジアム内の情報アクセス向上を目的とした
QRコード活用施策など、多岐にわたりました。
学生たちは実際の観戦体験や現地調査をもとに課題を発見し、その解決策を提案しました。
発表後にはガンバ大阪スタッフから講評をいただき、
実際のスポーツビジネスの視点から評価を受ける貴重な機会となりました。
プロジェクト終了後に実施したアンケートでは、
ガンバプロジェクト全体の満足度は5段階評価で4.65となり、多くの学生が高い満足感を示しました。
自由記述では、
「観戦するだけでは気づかなかったスタジアム運営の工夫を知ることができた」
「さまざまな視点から物事を考える力が身についた」
「自分の考えを相手に分かりやすく伝える力が成長した」
といった声が多く寄せられました。また、課題発見力や企画提案力、プレゼンテーション力、
チームで協働する力の向上を実感した学生も多く、
本プロジェクトが実践的な学びの機会となったことがうかがえました。
本プロジェクトは、学生がプロスポーツクラブの現場に触れながら、
観察・分析・企画立案・プレゼンテーションまでを一貫して経験できる実践的な学習プログラムです。
学生たちは「観る側」から「考え、提案する側」へと視点を広げながら学びを深めました。
今後も本学では、プロスポーツクラブや地域社会との連携を通じて、
学生が現場で学び、考え、提案する機会を積極的に創出し、社会で求められる実践力の育成に取り組んでまいります。

























