2026年2月18日(水)~25日(水)に、スポーツ行動学科1~3年生の計5名が参加し、オーストラリア(ブリスベン・ゴールドコースト)にて「オーストラリア・スポーツマネジメント海外研修」を実施しました。
本研修の目的は、スポーツを「する・みる・ささえる」の三つの視点から捉え、現地のスポーツ施設や運営の仕組みを視察・分析することを通じて、スポーツが国際社会の中でどのように価値を生み出しているのかを多角的に学ぶことにあります。スポーツは競技や観戦にとどまらず、地域や産業と結びつきながら価値を創出します。学生がその「価値が生まれる現場」を自らの目で確認し、体験と考察を往還させる8日間となりました。
研修は、ブリスベンとゴールドコーストの2都市を拠点として実施しました。ブリスベンでは、LIONS FCおよびGoodwin Parkを訪問し、地域クラブが選手育成やコミュニティとどのように関わり、施設を活用しながら活動しているのかを学びました。スポーツが「地域の日常」として根づいていること、また競技活動に加えて交流・教育・健康づくりとも連動しうることは、日本のスポーツ現場を検討する上でも示唆に富む内容でした。
【LIONS FC(サッカークラブ訪問)】




【Goodwin Park(サッカー観戦)】




ゴールドコーストでは、Pacific English Studyでの学習を挟みつつ、Main Beachでのparkrun、HOTA Market、Gold Coast Sports and Leisure Centre、Emerald Lakes Golf Clubなどを訪問しました。parkrunでは実際に5km走イベントに参加し、参加者同士の交流や、ボランティアによる運営が循環する「支える」文化を体験しました。競技スポーツとは異なる、健康・交流・地域のつながりを生み出す「習慣としてのスポーツ」の在り方に触れる機会となりました。HOTA Marketでは、地域の賑わいそのものが観光資源・コミュニティ資源となっている様子を観察し、地域の魅力形成に関する視点を得ました。さらにGold Coast Sports and Leisure Centreでは、施設設計や導線、利用の幅、イベント開催のしやすさ等を「観客(利用者)」「運営者」の両面から分析し、スポーツ施設が体験価値とビジネスの双方を支える基盤であることを確認しました。Emerald Lakes Golf Clubでは、ゴルフに限らない複合的な機能や、交流拠点としての施設の役割に触れ、スポーツ施設がコミュニティの核となり得ることを具体的に理解しました。
【Pacific English Study】




【parkrun(ランニングイベント)】




【HOTA Market】


【Gold Coast Sports and Leisure Centre】




【Emerald Lakes Golf Club】




参加学生からは、以下のような振り返りが寄せられました。
・「施設を訪れて日本との違いに気づき、現地の方との対話を通して視野が広がった」
・「固定観念に気づかされる場面が多く、異なる考え方に触れられたことが大きな学びになった」
・「多様な方々の話を聞く中で学びが深まり、メンバーと協働しながら充実した時間を過ごせた」
本研修を通じて学生が得たのは、知識としてのスポーツマネジメントに加え、現場で観察し、問いを立て、他者と関わりながら理解を深める力です。スポーツが生み出す価値は、施設や制度だけでなく、人々の意識や文化、地域の関係性の中にも存在します。そうした点を体験として捉えられたことは、本研修の大きな成果です。
最後に、本研修の実施にあたりご協力いただいた関係者の皆さまに、心より御礼申し上げます。

