11月18日、小瀬木セミナーの2年次生が日本文化実習として「和菓子づくり」と「お茶体験」に参加しました。初めて挑戦する学生も多く、伝統文化の奥深さに驚きや感動の声があがりました。

◆ 和菓子づくり:職人の技に「尊敬」の声も


体験では、練り切りを使った季節の和菓子づくりに挑戦しました。

簡単そうに見える作業でも、いざやってみると「模様をつけるのが想像以上に難しい」「型を取る手つきにコツがいる」と苦戦する様子が多く見られました。

中でも、もみじの形に仕上げる工程は特に難しく、「毎日手仕事で作っている職人さんを本当に尊敬した」「プロは軽々とやっているのに自分は全然できなかった」との声が寄せられました。

一方で「白あんがとても美味しかった」「一から手作りできて感動した」など、味わい面でも満足したという感想も多く、学生にとって貴重な体験となりました。

◆ お茶体験:改めて気づく抹茶の魅力

後半のお茶体験では、自分で抹茶を点てる練習を行いました。

「腕が痛くなるほど泡立てた」「肘を伸ばして点てることを初めて知った」など、身体を使った作法に驚く学生も多くいました。

一方で、「苦味がちょうどよくて美味しかった」「幼稚園以来の抹茶で、久しぶりに飲むと味の良さがわかった」と、大人になってから抹茶の魅力に気づいたという声も聞かれました。

また「抹茶アートの仕組みを知れて面白かった」「抹茶が世界的に人気だと知って驚いた」「外国の人と関わるときの話のネタになりそう」と、国際交流への関心へつながる意見もありました。

最後には「初めての体験で楽しかった!若いうちに何でも挑戦したい」という前向きな感想もあがり、一人ひとりが学びや発見を得る時間となりました。

◆ 体験を通して


今回の日本文化実習は、技術だけでなく「やってみないと分からない」伝統文化の面白さと奥深さを体感する機会となりました。

学生たちは、和菓子職人の丁寧な手仕事や、お茶の作法に込められた心を学び、今後の学びや交流に活かせる視点を得ることができました。