9月11日、大阪国際大学にて、心理コミュニケーション学科のプロジェクト「フォト・ベースド・コミュニケーション」、略して「フォトコミ」が開催された。


今回は12人の小中学生と「発見」のプログラムに取り組んだ。まずはキャンパスツアーからスタート。大学にはいったい何があるのか見て回った。講義室やトレーニングルームなど、普段はなかなか見ることのない大学の設備に子どもたちは興味津々。大学の広さに驚きながらもキャンパスツアーを楽しんでくれている様子だった。
撮影の時間が始まると、「さっき行ったあの場所で撮りたい」「先生目線で撮ってみよう」といった声が飛び交い、子どもたちは自由な発想でシャッターを切っていった。また、友達が撮った写真を見て「すごい!」「こんなんあったんや!」と新しい発見を共有する場面も見られた。写真を通して、お互いの良さを引き出し合う様子は、まさにフォトコミの目的そのものだった。











初めは緊張した面持ちだった子どもたちも、帰る時には笑顔に。最後には学生たちとハイタッチし、見えなくなるまで手を振りながら名残惜しそうに大学を後にした。大学のキャンパスが、子どもたちにとって新しい発見の場となり、私たち学生にとっても多くの学びと気づきを得られた一日だった。


【文】心理コミュニケーション学科3年 長尾小奈実
【写真】soramark 相葉幸子