昨年からスタートしたスポーツ行動学科とJリーグガンバ大阪との産学連携事業「ガンバプロジェクト」が8月19日にパナソニックスタジアム吹田にて実施されました。
この日はガンバ大阪と湘南ベルマーレとの試合があり、さらに言えばガンバ大阪最大のイベント「ガンバEXPO」が開催される日でしたが、その中でスポーツ行動学科の学生が企画したイベントも会場の盛り上げに一役買うことができました。
このイベントの企画は5月下旬からスタート。まずはブレーンストーミングでアイデア出しをグループで行ない、次にその100以上あるアイデアの中から絞り込みを行ないました。その際にはすでに行われているイベントや過去の実績なども調査し進めていきました。言葉で言うのは簡単ですが、ガンバEXPOのコンセプトである「スポーツのチカラで地域を元気にしたい」「子どもたちに夢を持つきっかけを与えたい」に合致する企画を立てる難しさを学生の皆さんは体感したことと思います。ガンバ大阪のスタッフの方にも実際に大学まで来ていただき、ディスカッションに加わっていただいた時もありました。
その中で作りあげたイベント、それが今回のガンバプロジェクト「謎解きイベント」です。企画自体は3年生のコアメンバーが中心になって立案、そして実際に運営するスタッフとして参加を希望する1~3年生が20名以上集結。合計27名の学生が参加するビッグプロジェクトになりました。
当日は気温もかなり上がり暑い日となりましたが参加された皆さん、楽しんでいただけたようで満足度も非常に高いものとなりました。参加していただいた多くの皆さま、そしてご協力いただきましたガンバ大阪の皆さま、本当にありがとうございました。
以下は今回のガンバプロジェクトの中心メンバーとして活動した3年生の感想です。
髙島 大空さん(3年)
今回のガンバプロジェクトを漢字で表すとすれば「準備」と「仲間」です。まさに準備に次ぐ準備が必要でした。メンバー結成から本番までおよそ3ヶ月。大学へ入り浸り、何度も何度もメンバーと打ち合わせを行いました。それでも足りないことだらけでした。だからこそ、計画の重要性や先生との報連相の必要性について深く学ぶことができました。また、1人では到底成し得ないプロジェクトでありました。企画遂行はもちろん、本番についてもです。今回は「謎解きスタンプラリー」といった大人数の力が必要となる企画でした。そんな中、力を貸してくれたのは約30人の学生でした。何度も打ち合わせに参加し、リハーサルも行い、本番もしっかり使命を全うしてくれました。今回、企画を進めるにあたり途中何度も挫けそうになりました。しかし、その度に多くの仲間たちに助けられました。メンバー同士思うところも沢山あったかと思います。ですが、仲間がいたからこそたどり着けた本番です。今回私は多くの仲間と共に準備をし、新たな気づきを山のように得ることが出来ました。今後この得た力を精一杯活かして生きて行きたいと思います。
今回ガンバプロジェクトを遂行するにあたり、ガンバ大阪様や堀込先生を初め、多くの方に多大なご助言、ご協力を頂きました。誠にありがとうございました。
土肥 優奈さん(3年)
昨年までは先輩方が企画したイベントにスタッフとして参加するだけでしたが、今回は自分たちが主体となって企画から運営まで行いました。スタジアム周辺を使った大規模な謎解きイベントに30人近くのスタッフが協力してくれましたが、大人数だからこそ情報共有やルール・お客様対応の共通理解がすごく複雑でした。それでも当日、臨機応変に対応してくれたおかげで無事予定募集人数だった100人をクリアすることができました。右も左も分からないまま挑戦したガンバプロジェクトでしたが、ガンバのスタッフさんや協力してくれた学生スタッフがいたからこそ目標達成に繋がったのではないかと思います。当日まで備品や気持ちに不安があったり欠けている部分がありましたが、学びとして次に活かしていきたいです。
中村 明花音さん(3年)
今回、初めて企画立案からガンバプロジェクトに携わらせて頂き、学内では学ぶことの出来ない貴重な体験が出来ました。イベントにおいての準備の重要性、社会人としての立ち居振る舞い、報告書や議事録の作成など、大変で分からないことだらけでしたが、メンバー、先生、ガンバ大阪の方々の支えの元、イベントを無事成功させることができてとてもやりがいを感じることが出来ました。今回のイベントで1年生、2年生との繋がりが持てたことがとても嬉しかったです。ガンバプロジェクトは自分のスキルアップだけではなく、社会との繋がりや、人脈を広げることが出来る所が魅力だと思います。興味がある事を学生の内に体験、経験できる機会を逃さず、日々精進して行きたいと思います。
安田 琳香さん(3年)
私はガンバプロジェクトを通して沢山の仲間と出会い、素晴らしい経験を積むことができました。プロジェクトが始まったばかりの頃は、楽しい企画・運営ができればいいなとだけ考えていましたが、日数を重ねていくごとに理想を形にする事の難しさを知りました。毎日のように集まり作業をしていく中で辛いことも多くありましたが、今考えると一生懸命になれる貴重な時間だったと感じています。ですが、どれだけ自分達の中で頑張ったとしても完璧には進められず沢山失敗をしました。その度に先生やガンバ大阪さんに手を差し伸べていただき、なんとか最後まで踏ん張る事ができました。そして今では、失敗の経験が自分達を大きく成長させたと考えています。このガンバプロジェクトが素晴らしいものになったのは、決してコアメンバー4人だけの力ではなく、私達4人に協力してくださった全ての人のおかげです。これからも周りの人への感謝の気持ちを忘れず、沢山の活動に挑戦していきたいです。