鹿野ちゃれっじ2022では、SGDsのいくつかの目標を掲げた活動をおこなっています。その目標のひとつが「あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を推進する」ことです。
 国際観光学科では、高齢や障がい等の有無にかかわらず、誰もが気兼ねなく参加できる観光、つまり、ユニバーサルツーリズムについて学んでいます。健康と福祉の促進を図る観光の社会的意義について考え、12月20日、守口市にある介護付き有料老人ホーム「グリーンライフ 守口」様を訪れました。
 コロナ禍にあって自由に観光を楽しむことが困難な入居者様や介護者の皆様の心を和ませる、手製のハーバリウムをプレゼントしました。ハーバリウムには鹿野町の草花も入っていて、鹿野町と守口市をつないでいます。
 近い将来、ホームの皆様と連携して、ユニバーサルツーリズムについてさらに研究できる日が来ることを願っています。

 *「鹿野ちゃれっじ」とは鳥取市鹿野町の地域資源を活かした観光交流事業のことです。国際教養学部 国際観光学科 久保 由加里教授ゼミ生は、鹿野町の強みの1つである、「農」をテーマに地域協働活動を行っています。鹿野町河内地区が取り組んでいる、耕作放棄地を果樹の里山に創り上げる活動に参画して6年目を迎えました。この活動は鳥取県主催 令和2年度「令和新時代創造県民運動表彰」において最優秀賞を受賞しました。