この春、国際観光学科を卒業した時任 羽咲(ときとう うさき)さんは、2年前、本学入学当初からの目標であった台湾での留学を実現し、現地で中国語を学ぶ生活を送っていた。
そんな折、新型コロナウイルス感染症の拡大が世界規模で起こりはじめ、時任さんも止む無く留学を断念し帰国せざるを得なかった。
「仕方がない。」頭ではと分かっていても、夢を断念したという事実に気持ちが晴れることが無くなっていた。
そんな私を救ったのは”音楽のチカラ”だと時任さんは語る。
吹奏楽部に所属していた彼女は、仲間たちとともにクラリネットを奏でることで、もう一度夢を叶えたいという気持ちが呼び起されたそうだ。
その後、中国語の勉強を継続し、この度、台湾の国立大学である台湾師範大学の大学院 華語文教学系修士課程に合格。
台湾中国語の教員免許を得るための留学を手にすることとなった。

吹奏楽部での思い出とクラリネットを抱え、彼女は留学という夢の舞台「台湾」へ旅立っていく。
素晴らしい留学となることを心からお祈りしたい。

大阪国際大学
大阪国際大学短期大学部