明けましておめでとうございます。年頭にあたり、本学を代表して新年のご挨拶を申し上げます。

 新型コロナウィルスの蔓延がここまで長引くことを誰が想像したでしょうか。一昨年に引き続き、昨年においても、日常生活をはじめ、大学での様々な活動等において影響を受け、生活様式が一変した一年であったと思います。
 新年を迎えましたが、新型コロナウィルスの「完全収束」はまだ見通せない状況にあります。今年も新型コロナウィルスと上手に共存していくことが期待されます。一方、ワクチン接種の常態化に加え、経口薬を含む新薬の投入も実施されつつあり、普通の生活を取り戻す予兆も見え始めています。

 こうした中、大学においては周到な感染対策を継続し、安心して過ごしてもらえるキャンパスライフを維持・継続すると共に、「ポスト・コロナ」に向けた挑戦をしていく所存でおります。先行き不透明な状況ではありますが、関係の皆様の「健康」と「安心して学べる場」を提供し続けるため、全教職員とともに一丸となって取り組む覚悟でございます。

富士山は西からも東からでも登れる。自分が方向を変えれば、
新しい道はいくらでもひらける。
≪出典:PHP研究所編『松下幸之助 日々のことば』(PHP研究所刊)≫

 この言葉は、私が尊敬するパナソニック社(旧 松下電器産業)の創業者である松下幸之助の言葉です。困ったとき、一度別の角度から見てみると解決の道が開けてくるという考え方を表現された言葉であり、改めてこの言葉を胸に刻み込み、一歩一歩しっかりと歩んでいきたいと思っております。

 最後になりましたが、皆様方の益々のご健勝をお祈りすると共に、本年も引き続きお力添え賜りたく、宜しくお願い申し上げます。

大阪国際大学
大阪国際大学短期大学部
学長 宮本 郁夫