コロナ禍でも大学間交流を止めない試みとして、インドネシア協定校のバンドン外国語大学(STBA YAPARI-ABA Bandung)外国語学部日本語学科2年生3年生と国際教養学部国際観光学科 久保由加里教授3年生ゼミとの間で、昨年度に引き続き5月27日と6月3日にオンライン合同プログラムを実施しました。
 初回は日本側からインドネシア人大学生に対して、伝統文化としての舞踊や着物、和食や折り紙の紹介を行いました。実際に鶴の折り紙を一緒に折ったり、ソーラン節を一緒に踊ったりと画面越しでありながら同じことを同時に体験する時間は非常に楽しく感じることができました。またKahoot!と使って発表に関連したクイズ大会をライブで行い、理解を深めました。
 2回目は、インドネシア側から日本人学生に対して、インドネシアの伝統文化としてのバティック、楽器、儀式イベント、食べ物とゲームの紹介がありました。多民族社会であるインドネシア文化の象徴としてのバティックやアンクルンはユネスコ文化遺産にも選ばれており、特にバティックのそれぞれのデザインには意味があり、来ている人のスタイルを表現するファッションである事に日本人学生は大変興味を持ちました。
 実際の渡航が自由にできない現状では、オンラインを通じた国際間の交流しか出来ないのですが、お互いがこの時間のために準備したプレゼンテーションを発表すると、熱中してあっという間にプログラムの終了時間が来てしまいました。
 今回の交流プログラムでは身近に他国の文化を学ぶことができ、また自分の文化を海外に向けて発表することで自分の文化を深く理解することができました。またバンドン外国語大学からはオンラインであれ日本人学生に対して、準備したプレゼンテーションを日本語で発表し、双方向で意見交換することで実践的な日本語会話ができたと同時に異文化交流を満喫できたという声を頂きました。
 今後も引き続き合同プロジェクトとしての交流を続けていくことが決まっており、後期には更なる交流が進むことが期待されています。

画面越しに自分で作った折り鶴を手に笑顔で記念写真