大阪国際大学(大阪府守口市、学長:宮本郁夫)は、障害者スポーツの普及・発展に資するため、京都市障害者スポーツ協会(京都市、理事長:加藤博史)と連携・協力協定を12月24日に締結した。本学スポーツ行動学科では、2017年度より日本障がい者スポーツ協会認定の「中級障がい者スポーツ指導員」の資格取得を可能とするカリキュラムを展開している。この資格を取得できる大学は全国で36校、大阪では僅か5校(2020年度現在)のみ。「障害者の支援と個別指導ができる指導者が足りない」との声がある中、現状は社会で必要不可欠な人材が不足している。同学科では「中級障がい者スポーツ指導員」の資格取得をさらに推進するべく、連携・協力協定を締結した。

 本学人間科学部スポーツ行動学科に在籍する学生の約半数が「中級障がい者スポーツ指導員」の資格取得を希望しているが、障害者スポーツの実習先を十分に確保できていないという課題があった。この状況を考慮し、同学科では「中級障がい者スポーツ指導員」の資格取得をさらに推進するべく、連携・協力協定を締結した。
 京都市障害者スポーツ協会の加藤理事長は本学の建学の精神『全人教育』を理解され、調印式では「お互いの利益だけなく、同じ志を持つ者として協力し合いたい」と強調された。
◆協定の目的
(1)障害者が自身の身体の機能回復および健康増進を図り社会参加できるように、障害者スポーツの普及・発展に寄与すること
(2)障害者に対してスポーツ指導ができる人材を育成するために、学生に障害者理解を促し、スポーツ指導または運動のサポートができる場を提供すること

 主な協力事項は下記の通り。
1.障がい者スポーツ指導員(公益財団法人 日本障がい者スポーツ協会認定)の資格取得者数を増加させること
2.障害者に対してスポーツ指導ができる人材を育成すること
3.障害者の運動・スポーツ活動を促進させるため、支援活動を行うこと
4.障害者の健康増進およびスポーツ活動に関連する共同研究を推進すること
5.インターンシップ先として可能な範囲内で学生を受け入れること
6.その他、必要と認められる連携・協力を行うこと

◇関連URL:
<大阪国際大学 人間科学部 スポーツ行動学科>
 https://oiuvoice.com/sb/

<京都市障害者スポーツセンター>
 http://www.kyoto-syospo.or.jp/