2021年 年頭のご挨拶

明けましておめでとうございます。
年頭にあたり、本学を代表して新年のご挨拶を申し上げます。

 昨年を振り返れば、重要なニュースも数多くありましたが、新型コロナウイルス感染症が世の中の話題をほぼ独占してきたと言っても過言ではありません。2020年の年初に、このような状況になろうとは、想像もつきませんでした。
 本学を含め日本の多くの大学で、種々の大学行事・イベント等が中止となり、「授業」をオンラインで提供することを余儀なくされた1年でありました。これまでは、「授業」と言えば教室に集まって先生の講義を聴いたり、学生同士でディスカッションしたりするのが普通でありましたが、新型コロナウイルス感染症により、その普通の姿が大きく制限されました。
 そうした厳しい環境の中ではありましたが、地域の感染状況を睨みながら、感染防止策を徹底した上で大学キャンパスを開放し、一部の授業を対面で実施したり、各種支援活動を継続して参りました。また、学外活動に於いても、クラブ活動の再開、学外授業・実習の実施など、学生の健康と安全を優先しつつ、学生の期待に応える大学運営をして参りました。こうした本学の対応に対する皆様のご理解とご協力に対し厚く御礼申し上げます。

 3月に「緊急事態宣言」発出を可能とする法案が成立し、4月7日には政府の緊急事態宣言が出されました。そして東京オリンピック・パラリンピックの1年延期が発表され、夏の甲子園も中止となりました。
 日本のみならず世界中で、これまで普通に実施できたことができなくなり、新しい形での対応、新しい生活様式への転換を迫られる1年でありました。
 今年は、その経験と反省を踏まえ、本学としての「教育研究のあり方」や「教育手法」をパラダイムシフトするチャンスととらえ、「前進」・「進化」・「改革」を合言葉に、教職員一丸となって取り組んで参る所存です。本学の新たな挑戦にご期待いただければ幸甚です。

 本年は、これまで以上に新型コロナウイルス感染症対策を徹底し、学生たちに安心して学修して頂けるよう、環境整備等に努めて参ります。

 最後になりましたが、皆様方の益々のご健勝をお祈りすると共に、本年も引き続きお力添え賜りたく、宜しくお願い申し上げます。

大阪国際大学
大阪国際大学短期大学部

学長 宮本 郁夫