心理コミュニケーション学科は、2019年9月2日から5日にかけて、2泊4日のベトナム・ファッション研修を実施しました。3度目となる今回は、ベトナムで流行の若者ファッションについて学び、その成果を帰国後日本に紹介する、ということに特化したプログラムが組まれ、それに6名の研修参加学生が取り組みました。
(1)仕入れフィールドワーク
ベトナムで流行の若者ファッションには大きく分けて、セクシー系・ガーリー系・ユニセックス系・カジュアル系の4ジャンルがあるそうです。その代表的なブランドから実際に服を仕入れ、帰国後学内で紹介することにしました。事前調査に基づいて、
Nut closet(カジュアル系)、Zinnia boutique(ガーリー系)、Data.Unisex(ユニセックス系)、Hardchick(セクシー系)の各ショップを選び、フルコーディネートで衣服を仕入れました。また、交流会に参加してくださったダオ トゥイー チャンさん(Dao Thuy Trang)がオーナーのアクセサリーショップHanakotobaと、ダン ホアン オアンさん (Dang Hoang Oanh)が生産管理のお仕事を手がけたブランドTu Nha May(ガーリー系)からも仕入れを行いました。
(2)現地交流会
9/3の午前、ダオさんのショップにおじゃまして、仕入れた服に合わせるアクセサリーや小物を見繕ろうアドバイスをいただいたり、「Hanakotoba」という日本語由来の名前を付けておられるお店でのお仕事についてお話をうかがったりしました。
同じ日の夜、カフェでファッション業界関係者の方々と交流会を行いました。上記生産管理者のダンさんと、TOUCHというブランドを手がけるデザイナーのレー バオ ハンさん (Le Bao Han)、クリエイティブディレクター(スタイリスト)のクロエ ファム (Chloe Pham)さん、マーケティングプランナーのキエウ ミン チョウさん (Kieu Minh Chau)さんに、それぞれのお立場からファッション業界の専門的なお話しをうかがうとともに、日本にベトナムファッションを紹介するときのアドバイスをいただきました。クロエさんに同行してアシスタントさん、カメラマンさん、ファッションモデルさんもオブザーバーとしてきていただき、にぎやかでとてもためになる交流会を開くことができました。
(3)撮影会
9/4、仕入れた服を各自身につけてハノイ旧市街で撮影会を行いました。撮影してくださったのは昨年同様カメラマンのファン ゴック リンさん(Phan Ngoc Linh)。学生たちは普段自分たちがあまり着ないジャンルのファッションで、ポーズをつけてもらいながら着こなしの体験ができました。
さて、このたびの研修旅行の成果は年度末に報告会での発表が予定されているほか、この秋、学内に模擬店舗を出店し、仕入れてきた服やアクセサリーを紹介することも計画されています。心理コミュニケーション学科が展開しているアクション・プロジェクト(APj)とコラボレーションする形式です。ご期待ください。
そして今回も卒業生ファン カン リン (Phan Khanh Linh)さんに旅行全体の監修・コーディネートをしていただきました。ファンさんには本学科に留学生として在学中から、教職員主導ではなく学生目線で企画されたアクションとしての海外研修を実現するのに大きな貢献をいただいています。この場を借りて感謝申し上げます。(担当教員:有田亘)