サポート体制

チャレンジ制度

学生の夢を応援する「学生チャレンジ制度」

本学ESS部にASEAN青年協力委員会から表彰状を授与!それは、学生たちの世界に向けた活動への評価、OIUグローバルマインドの証。

世界に評された、チャレンジの成果。

本学ESS部へ届いた表彰状

世界中の大学から厳選した取り組みを表彰。
ASEAN青年協力委員会より、本学ESS部の
国際的な活動が認められました。

2012年8月、インドネシア・バリ島で開催された「第3回 世界大学生リーダーシップシンポジウム」に参加したESS部員3名。彼らが帰国した後、大学に思わぬプレゼントが届いた。ASEAN青年協力委員会より、NGO団体 Humanitarian Affairs(本部:ロンドン)を通じて授与された表彰状だ。ESS部は、これまでに取り組んできた主な活動を今回のシンポジウムを通じて世界へ発信。「社会の変革のための青年育成に多大な貢献をしている」と評価された。同シンポジウム参加は、2012年学生チャレンジ制度採択企画でもある。

世界35カ国、約400名の大学生が参加 圧倒されながらも海外を身近に感じた

2012年7月31日、3名のESS部員が日本を出発した。8月1日〜7日まで、インドネシア・バリ島で開催される「第3回世界大学生リーダーシップシンポジウム」に参加するためだ。後輩2名と向かった4年生の齊藤拓己さんは初めての参加だが、カンボジアで1年間生活した経験があり、海外でのコミュニケーションに不安はなかったようだが…。
「カンボジア語は話せても、シンポジウムでの共通語は英語。正直会話に不安はありましたが、参加できなかった部員に対する思いや、世界中の若者と共通する問題を解決したいという気持ちの方が強かったと思います」

シンポジウム参加が「学生チャレンジ制度」に採択されたことも後押しになった。「企画書を何度も練り直し、書き直した甲斐あって、奨励金をいただくことができました。旅費など経済的な心配をしないで済んだことは、大変嬉しかったですね」

このシンポジウムは、人道支援の分野における次世代のリーダーを養成することを目的に年1回開かれている。齊藤さんたちは、到着日に世界35カ国、約400名という参加者のスケールに圧倒されたという。
「現地に着いてホテルへ行くと、すぐに顔合わせ。参加した国も、学生も多くて驚きました。20名ほどのチームに分かれたのですが、私の所属するチームだけでも、タイ、中国、アメリカ、フィリピン、韓国、アフガン、インド、インドネシア…と国籍は実に多様です」

2日目からは、世界中の貧困問題や差別問題などについての講演を聴いたり、また、グループごとにディスカッションをしたり。朝9時から夕方6時まで予定はびっしり詰まっていた。
「グループの学生は皆、決して上手とはいえない私の英語を真剣に聞いてくれ、自分が発言するときには、私が聞き取れる程度のスピードで話してくれました。自分の英語はまだまだ未熟だと思い知らされましたが、自ら行動することで、遠くに感じていた海外を身近に感じることができたこと、世界中に多くの友人ができたことは大きな収穫です」

自信を持って夢に向かって行動する 世界の仲間に気づかされた情熱

5日目は視点を変え、選択したプログラムに沿って現地の社会問題を見聞き、体験する「ラーニング・ジャーニー」というフィールドワークが行われた。
「実際に問題を抱えた人々のところへ行き、子どもたちと遊び、支援活動を行いました。私は、ストリートチルドレンなどの保護施設を見学。その後、グラウンドやプールのある場所でゲームをしたり、遊んだりして楽しい時間を過ごしました。ほかのグループもサイクリングなどで、子どもたちの笑顔に接することができたそうです」

最終日、グループで貧困問題をテーマに提起するサイレントの寸劇を考え、発表。互いに意見を交わし、7日間のシンポジウムは幕を閉じた。「グローバルな交流ができ、ESS部の活動を伝えることもできました。貴重な経験だったと思います。また、自分たちの夢に向かって行動している彼らを見て、帰国後、私も自信を持って夢に向かって行動するようになりました」

後輩たちには、英語力を向上し、海外での活動を継承しながら、ますます国際交流の輪を広げていってほしいと齊藤さん。
「できることはたくさんある。自分で考えて活かしていくことが大切です。OIUにはチャレンジの機会があることを忘れないでほしい。私の夢は世界中に学校をつくること。先進国にも開発途上国にも、日本にも。その国に必要な教育で貢献できる学校づくりが目標です。今回、その一歩を踏み出せたと思います」