
公認心理師は、心理学の専門知識と技術をもちいて心の問題を抱える人をサポートする専門家です。医療・福祉・教育関係など、公認心理師が活躍できる場はさまざま。国家資格として社会的な信頼性や注目度も高く、子どもからお年寄りまで幅広い方の支援に携わることができます。
本学では、公認心理師の国家資格取得に必要な科目と併せて社会人として強みとなるコミュニケーション力も養えるカリキュラムを整備。1、2年次は心理学の基礎と公認心理師科目を学び、3年次からは専門クラスへ。 “こころに寄り添う専門家”として幅広く活躍できる人材を育成します。
※大学における公認心理師の必修科目(1~25)を、
1年次から(3、4年次は専門クラス)履修します。
※一部施設での心理臨床業務経験で受験資格を得るケースもありますが、
現実的には難しいため省略しています。
「公認心理師コース」修了時に、新たな適性や可能性を見つけて一般企業への就職を希望する学生や、経済的な理由などにより、社会人になってから大学院を目指すケースも少なくありません。その場合も4年間の学びや実習で培った、相手や場面に応じて最適なコミュニケーションを実践する能力や自ら考えて行動する力は、大きな武器に。公認心理師資格取得に向けた学びは、人生を通して役立つことでしょう。
3年~4年次は、資格取得に向けた専門的な学びを提供する「公認心理師クラス」を設置。最大15名の少人数制で、公認心理師科目である「心理演習」「心理実習」は在籍者のみが受講できる専用科目となり、実際の道具を使った心理検査や所見作成、スクールカウンセラーなどの臨床経験が豊富な教員による講義などを行います。また、実習では医療・保健や福祉、教育などさまざまな現場で心理職の職務を体験。将来に向けた専門知識と経験を身につけます。
「心理学」について幅広く学び、どんなものなのか全体像を知る基礎科目です。心理学を学ぶ人や公認心理師を目指す人は、この授業での学びを入り口として、より専門的な内容へとつなげていきましょう。
カウンセリングの基礎から学び、その手法を学生同士で体験する授業です。実際にカウンセラー役とクライエント役に分かれて演習します。まずは友達などの身近な関係の中で、カウンセリングスキルを発揮できる力を養います。
実際の検査道具を使った心理検査、所見作成などを行います。カウンセリング演習では学びを活かしたロールプレイ、プレイセラピー演習では子ども役とセラピスト役に分かれて対話するなど、心理師としての実際の業務を意識した実践的な内容に挑戦します。
公認心理師が働く5領域(医療・保健、教育、産業、福祉、司法)の施設で、心理職の仕事の見学や実習を行います。精神科病院、保健センター、適応指導教室、小学校、幼稚園、企業、作業所など、さまざまな現場を体験して学びを深め、将来像を明確にしていきます。
臨床心理学・発達心理学・社会医学をベースに、親子関係やグループ・コミュニケーションスキルに関わる研究を行う。
人の心に寄り添うためには、まず自分を深く知り大切にすることが欠かせません。本学の公認心理師カリキュラムは大学院受験や資格取得に強いだけでなく、自分自身を分析するカウンセリングなどの機会も豊富。4年間で心理職のみならず社会人としても役立つ知恵や人間力を磨くことができます。「心理職に興味がある」「学んでみたい」と思ったら、飛び込んでみて。そうすることで拓ける未来や新しい出会いが待っていますよ。
臨床心理学、コミュニティ心理学などをベースに、効果的なスクールカウンセリングなどについて研究を行う。
「うんうん、わかる」と相手に表面的に合わせてしまう、自分の話ばかりになりがち、そんなコミュニケーションに心当たりはありませんか? 心理職に必要なのは、相手の言葉をきちんと聞いて正しく理解し、相手のために何ができるかを徹底的に考えること。それは、大切な人と親密な関係を作る際にも欠かせない力でもあります。大学での4年間で、国家資格取得のための知識や技術だけでなく「相手も自分も大切にできる関係」を築く力も養っていきましょう。
お問い合わせは大阪国際大学 入試・広報部 高大連携推進室(06-6907-4310) へ