大学紹介

和紙を作るためならば!!-学生と地域住民で成し遂げる・奈良県吉野町の地域活性化活動-

Date.

18/01/18

 2018年1月10日に奈良県吉野町国栖地区にてグローバルビジネス学部の3,4回生が福西和紙本舗へお邪魔し、和紙の原材料となる楮(こうぞ)の皮むきを住民さんと協力して行いました。新年が始まり新しい気持ちで望む初活動は、寒い風を受けながらも有意義な体験となりました。
 福西和紙本舗は、千年以上の伝統を持つ吉野手漉き和紙の職人さんで、吉野の地形、水、土、風を知り、吉野だからこそ最高の和紙を作ることが出来ると言います。今回は作る行程でも楮を切り、切り取った楮を蒸し、その蒸し終わった楮の皮を剥ぎ取るという、数が多く、とても大変な作業でしたが、お話を交えながら楽しいものとなりました。

 剥ぎ取る作業も大変ですが、剥ぎ取った楮の木を処理するにも時間と人手がかかり、大人数の共同なしでは出来ないことだと思いました。地域住民さんから「学生さんたちが来てくれて助かりました」と一言もらうだけで自分たちが行ってよかったと思える、そんな活動でした。「また来年度もよろしく」と言われましたので、もっと人を増やし臨みたいと感じました。

伊藤 聖悟さん 4回生(田中 優ゼミ)

 吉野で活動を行うことが出来る時間も少なくなり、自分なりに出来ることをまた一つ行えたのではないかと感じています。吉野の方にたくさん教わり、勉強させていただきました。今回は楮の皮むきを体験できいい思い出になりました。和紙が出来ていく行程を地域住民さんと一緒になって行えた事に意味があるのだと、私自身そう感じています。今回は大変貴重な体験とお時間をいただけたことに感謝いたします。

常 宏夢さん 3回生(田中 優ゼミ)

 今回は和紙の原材料である、楮という木の皮剥きを体験させていただきました。単純な作業ではあるが、なかなかうまく剥けないもので、慣れるまでに少し手間がかかりました。また、作業中に感じたことですが、その木の皮で紙を作ろうと考えた昔の人の偉大さにも触れることができました。

お知らせ一覧へ