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全日本きもの装いコンテスト・きものフェスティバル関西大会で本学留学生別科生が優勝(外国人の部)!

Date.

13/12/06

  11月24日(日)、吹田市文化会館メイシアターにて全日本きもの装いコンテスト・きものフェスティバル関西大会が開催され、枚方キャンパスの留学生別科で学ぶ交換留学生 黄 子恬さん(台湾・中国文化大学出身)と黄 詩燕さん(香港中文大学出身)の2名が「外国人の部」に参加し、黄 子恬さんが優勝の快挙を成し遂げました。
  着付けてくれる先生も姿見もない緊張のステージで、3~6分というごく短い時間内で着物、帯を着装しその美しさを披露するこのコンテスト、今年4月に本学留学生別科に入学した黄 子恬さんは、着装の美しさはもとより、立ち姿、所作すべてにおいて素晴らしい出来栄えと評され、見事に優勝の栄誉に輝き、同時に全国大会への出場権も獲得しました。
  留学生別科の授業がきっかけで日本の装道を理解しようと練習に励み、その成果を本番でしっかり発揮した二人の留学生に心から敬意を表します。

  黄 子恬さんはコンテストを終えて、「練習日には毎回、重い振袖一式を抱えて大学に通いました。今までの努力は決して無駄ではなかったと実感しています。ステージ上では不思議と緊張はなく、普段通りに着ることができました。これまでの練習で培ったものが、本番の自分を助けてくれたと思います。先生の熱心なご指導のおかげです。ありがとうございました。」と語ってくれました。
  また、この9月に来日したばかりの黄 詩燕さんも、2ヶ月足らずの短い練習期間にかかわらず、自分の力を出し切って素晴らしいステージ度胸を見せてくれました。ステージでは一番早く着装が完成し、司会者のインタビューを受けました。
  黄 詩燕さんは「舞台上はとても緊張しました。日本語でインタビューに答えるのもドキドキしましたが、ちゃんと先生への感謝の言葉を言えました。日本でいい経験ができて本当に嬉しいです。」と話してくれました。
  今回、つきっきりで二人を指導された別科伝統文化研究の装道授業を担当する寺久保順子非常勤講師は、「結果を聞き、嬉しくて思わず涙が出ました。練習の2ヶ月間、二人とも私の指導する内容を理解しようと努力を重ね、本当に真面目に取り組んでくれました。私自身もこの大会で成長させて頂きました。また、大学事務局の皆さんのサポートにも感謝申し上げます。」とのコメントを寄せてくださいました。

  大会直前、夜を徹しての練習が続きます。指導してくれるのは留学生別科で伝統文化研究を教える寺久保順子非常勤講師。
鏡もないステージ上でたった数分の間にひとりで着物と帯を着装し、出来栄えの美しさを競い合います。
黄 子恬さんの名前が呼ばれ、優勝が決まった瞬間です!
一番に着装が終わり司会者のインタビューを受ける黄 詩燕さん。
北川俊光学長へ優勝の報告をしました。左から寺久保順子非常勤講師、北川俊光学長、黄 子恬さん、黄 詩燕さん。

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