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「第5回 被災地ボランティア派遣」のご報告~復興の新時代に挑戦する学生たち~

Date.

12/11/14

 東日本大震災により犠牲となられた多くの方々に深い哀悼の意を表しますと共に、被災地の一日も早い復興をお祈り申し上げます。 今回「第5回被災地ボランティア派遣」を実施いたしましたので、ご報告をいたします。
 第5回被災地ボランティア派遣団は、遠野まごころネット(岩手県遠野市)を拠点として、大槌町で活動を行った。(学生:36名、教職員:6名、10/31-11/5)

チューリップの球根植え
 大槌町のまごころ農園(まごころの郷、はーぶの郷)では、仮設住宅に入居されている方々の「心のケア」のために、石ころだらけの花壇を整備して、持参したチューリップの球根植えや堆肥作りを行った。

保育園の建設予定地の整備
 大津波によって全壊・流失した吉里吉里保育園の建設予定地の整備のため、山林を切り拓く活動を行った。また、園児のために、折鶴と学生作成のオリジナルTシャツをお渡しした。

大槌駅跡地での黙祷
 津波によって流出した大槌駅の跡地では、被災された方から被災当時の説明を受け、見渡す限り街の跡型も無い光景の中で、全員海に向かい黙祷を捧げた。あちこちで涙を拭う姿から、この1年の思いと復興への決意が滲み出ていた。

復興商店街の方と共に
 お昼には「復興きらり駅」(復興商店街)の方から全員に差し入れを頂いた。学生たちは、お礼として復興への祈りを寄せ書きしてお渡しした。被災者の方々と心の交流が持てたことで、復興の兆しを実感できた。

 今回の活動で学生たちは被災地の課題を自分たちのこととして受け止め、被災地や社会全体の課題に積極的に取り組む姿勢を養った。
 帰阪後の学生たちは口を揃えて、「被災地での出来事を周囲に語り継ぎ、ボランティアの仲間を増やしたい。」と語っていた。
 第1回から4回の派遣に引き続き、復興の新時代に挑戦する若者が新たに育った活動であった。


【過去の活動の様子はこちら】
第1回派遣第2回派遣第3回派遣第4回派遣


堆肥づくり 花壇づくり


仮設住宅の隣に花壇を造り、「復興の花」の開花を祈った学生たち

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