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南山城村高尾地区でフィールドワークを実施しました!

17/07/07

 心理コミュニケーション学科の栃澤ゼミ(3年次生)が、6月24日~25日に南山城村高尾地区でフィールドワーク合宿を実施しました。前週の渡邊太ゼミに続き、「南山城村アクション・リサーチ」(地域協働センター産官学連携部会)の第二弾です。合宿には8名が参加しました。梅雨時とあって、現地は雨が降ったり止んだりといったあいにくの天気でしたが、インタビューを中心に調査を進めました。

 インタビュー調査では、リタイア後に都会から高尾地区に移住されて、本学による南山城村での活動を支援してくださっている手島さんにお話を伺いました。手島さんには、幼少の頃の戦争体験で田舎に疎開したことから、都会でお仕事をされていた時のこと、そして退職後に高尾地区に住処を見つけて住み始めるまでの経緯をお話していただきました。その後、学生との質疑応答があり、高尾地区に住み始めてからの生活の魅力や苦労、今後挑戦していきたいことなどについてなど、さらに詳しい内容へ話が及びました。とくに自然と向き合うなかで、思考する時間が増えたというお話は印象深いものでした。手島さんのライフヒストリーや暮らしの様子から、人間の働き方や生き方といった人生のあり方についても思いを馳せました。

 インタビュー後、手島さんのお宅に移動して、お宅や畑をみせていただきました。育てている野菜や鶏について、また築130年という母屋をはじめ納屋や蔵の作りや使い方について教えていただきました。ちょうど手島さんの奥さまが運営されているギャラリーが展示の準備中でしたので、母屋に併設されているギャラリーを見学させていただいたり、2ヶ月に一度開催されるギャラリーの様子などをご夫妻に教えていただいたりすることができました。農村というと農林畜産業ばかりを連想しますが、農村とアートという意外な組み合わせに学生たちも新たな発見をしたようです。南山城村の事例から、現代の田舎の多様性を勉強するよい機会となりました。

 今回の調査内容については、今後の調査内容と合わせてレポートにまとめて、報告書にまとめて発表する予定です。

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