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グローバル短期研修(カンボジア)報告レポート

17/03/16

 大阪国際大学では、この春休みさまざまな海外研修を実施しました。その中の一つ、平成28年度グローバル短期研修(カンボジア)の報告レポートをお届けします。

 2月18日~27日の10日間、6人の学生が参加し、首都プノンペン、南部タケオ州、観光都市シェムリアップで研修を実施しました。現地ではボランティア体験などをメインにとても濃い10日間を過ごしました。

【大学生交流】

協定校、王立プノンペン大学日本語学科生と交流会を開催しました。お互いの国や文化についてプレゼンテーションの発表を行い、その後少人数のグループに分かれてお互いの生活や家族についてなど、様々な話題について楽しく意見交換しました。

【ボランティア体験】

①日本文化紹介交流 2つの小学校を訪問し、日本文化紹介ボランティアを実施しました。どちらの小学校からも熱烈な歓迎を受け、合計約600人の小学生に日本の遊びを紹介しました。紙飛行機を一緒に折り、全員で空へ向かって楽しそうに飛ばす姿が印象的でした。また、外では「だるまさんが転んだ」や「ボール運び競争」を行い、6色のチームに分かれた対抗戦はとても盛り上がりました。また、事前に練習をしていたカンボジアの伝統歓迎ソングをカンボジア語で小学生たちと一緒に歌い、その場にいた全員が一体となれる盛り上がりを見せました。

②NPO法人訪問&給食プロジェクト 貧困層の女性たちの経済的・社会的自立をサポートするNPO法人かものはしプロジェクトを訪問しました。工房では、い草を使った雑貨を作成している様子を見学させて頂いたり、算数、文字の読み書き、栄養バランスの良い食事についての勉強など、この工房で行われている「生きていく力」を身につける取組みについてお話を聞かせて頂きました。
その後、かものはしプロジェクトが支援活動を行っている村でカレーライスを作り、給食として村の人たちにふるまいました。材料を買い出しするところから始め、現地の女性達にお手伝い頂きながら何とか約30人分を作り終えた日本のカレーライスは好評で、特別のおいしさでした。

【日系企業視察】

伊藤忠商事プノンペン事務所の方にカンボジアでの企業活動の難しさと可能性、海外で働くこと、暮らすことについての経験談や学生時代にしておくべき活動などたくさんのアドバイスを頂き、今後の学生生活や就職活動を考えるきっかけにもなる貴重な体験が出来ました。

【平和学習】

ポルポト政権下で行われた大量虐殺の処刑場(キリングフィールド)やトゥールスレン虐殺博物館を訪問しました。内戦の恐ろしさと悲惨さを目の当たりにしたと同時に、カンボジア内戦が現代のカンボジア社会に与える深い影響と、平和な何でもない日常生活の大切さについて改めて考えるきっかけとなりました。

【フィールドトリップ】

世界遺産アンコール遺跡群の視察に行きました。壮大な遺跡群の一つ一つに施された繊細な彫刻は息を飲むほど美しく、全員で同じ感動を味わうことができました。最後は沈む夕日に照らされたアンコールワットを鑑賞しながらこの研修期間を振り返りました。

この研修を通してカンボジアの歴史や文化を学び、様々な年代の人と出会いました。そして異文化に適応しながら10日間でたくましく成長して、無事に帰国することが出来ました。現地で素晴らしい体験が出来たことは沢山の方々の協力、応援のおかげです。そのことに感謝の気持ちを持ち続け、今度は後輩や友人にも国際交流の楽しさを伝えていってくれることを期待しています。
カンボジアの皆さん、オークン・チュラン(ありがとうございました)!

みなさんの笑顔から私たちも元気をもらいました!

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