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淀川「庭窪ワンド」保全活動に参加しました

14/10/17

 ワンドは淀川の改修工事によって生まれたもので、川の本流とつながっているが、河川構造物に囲まれて池のような地形になっています。水流が穏やかなので淡水魚の良い住みかになっています。近年、ワンドの数が減少し、環境の悪化や外来魚の増加に伴い、在来の淡水魚が減少しています。昔は淀川のワンドに沢山いた「イタセンパラ」は多くのワンドで絶滅し、天然記念物に指定されているのが現状です。この状況を改善しようと、国土交通省の河川レンジャーを中心に河川の保全活動が行われています。

※参加者:パナソニックOB、大阪商業大学、パナソニックアメリカンフットボール部インパルス選手、天辻鋼球株式会社、本学プレッパーズ部の総勢30名

 そして9月21日に「庭窪ワンド」にイタセンパラを復活させよう!を合い言葉に、ワンドの清掃と外来魚の調査が行われました。本学プレッパーズ部員と顧問・副顧問が活動に参加しました。今回は世界的な規模で行われる、「漂着ゴミ」の「数と種類」調査に協力すると言うことで、回収したゴミの分類を行い、特定外来生物の駆除も行いました。
※写真2・3・4 ゴミ回収と分類

 作業は3グループに分かれて行いました。2グループがゴミの回収と分別、1グループが外来生物の調査と駆除です。ゴミ回収グループのリーダーは、河川レンジャーの山口さん、外来生物調査のリーダーはプレッパーズ部顧問の西岡先生が担当しました。生物調査ではワンドに「もんどり」を仕掛けました。
  結果: 回収されたゴミは、ボール150個 土管?1個 ガラス瓶200個
バイクのヘルメット3個 発泡スチロール破片300個以上
ペットボトル多数 等 短時間でしたが大きな成果といえます。
外来生物: ブルーギルの幼魚4匹 ミシシッピーアカミミガメ1匹
捕獲数は少なかったですが、外来生物が繁殖していることが確認でき、
イタセンパラ復活のために駆除が必要であることが確定しました。

やっぱりプレッパーズ部!
 捕獲した特定外来生物はリリース出来ません。きちんと管理飼育することが出来なければ殺処分することになります。アカミミガメは飼育していただけそうだったので、ブルーギルをどうするか・・・。単に殺処分は如何なものか?と言うことで、プレッパーズ部としては「食物連鎖を完成させよう!」と言うことになり、ブルーギルはありがたく「いただきます」することにしました。親指位の大きさなので、バッタと葛の葉も採取して食することにしました。河川敷は火気厳禁ですので、少し移動してバーベキュースペースで調理を行いました。
献立:ブルーギルの唐揚げ 骨せんべい バッタの唐揚げ 葛の葉の天ぷら
すべて美味しくいただきました!!

部員の感想
 初体験の事が多く、驚きや躊躇する(バッタを食すること)事もありましたが、 普段の生活では体験できない事をいろいろ経験できたのは、将来、もしもの時に役に立つと思いました。食事の時の「いただきます」「ごちそうさまでした」の意味も実感できました。次回の活動にもぜひ参加したいです。

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